グレーゾーンやHSPにありがちなこと。
”相手の期待を裏切る”こと。
元鬱の私も例にもれず、
この期待値が原因で鬱になったといっても
過言ではありません。
自分には特別な才能も
”やってやるぞ”という闘争心もない
そんな人こそやってほしいのが、
今回紹介する
「期待値調整」です。
なぜ期待を裏切ってしまう?

私のような不器用民の皆さんには
特徴があります。
・得手不得手の差が大きい
・衝動性がある
・人の顔を伺ってしまう
得手不得手の差が大きいと、
一番初めに頼まれた仕事が上手くいきすぎて
次に頼まれた仕事はボロボロ
という状況が起きたりします。
また、衝動性があることで
テンションが上がっているときに
バババッと仕事を請け負ってしまったり、
余計なことを言ってしまいがち。
そして、極端に人に嫌われることを恐れて
「断れない」「期待を裏切るのが怖い」と
ミスを隠したり、無茶な営業をしたりします。
このようなことが積み重なり、
「最初はできるやつだと思っていたのに、、、」
という状況に陥るのです。
期待値調整とは

期待値調整とは
相手の期待(商品効果や自分に対するもの)
の高さを調節すること。
目標や業務の線引きを明確にし
自分ができそうなこと、やりたいこと、
頑張れることを相手に伝えて、
正しい程度で期待してもらうことです。
期待値調整のやり方
・自分のできること、できないことを
正しく伝える
・ゴールを決めて、何を頑張るかを
明確にする
・断る勇気をもつ
自分のできること、できないことを正しく伝える
まずは自分が得意なこと・苦手なことを
明確にします。
得意なことなんて何もないよー(泣)
という人は、
好きなこと、これだったらできる!ということを
いくつか挙げてみましょう。
例えば
・電車が好きで、写真を撮ったり
調べ物をしたりするのが趣味
という人は
できること
・人よりもリサーチ力に優れていて
電車移動に慣れている。
・フットワークが軽い。
できないこと
・興味がないと、なかなか動き出せない
こんな感じです。

自分にはいいところがない!と思っている人も、
このように自己分析をすることができます。
上司から仕事を頼まれた際は
これらを踏まえて期待値調整を行います。
自分ができるか不安な仕事を任されたら
例:「不安な分野なので、たくさん質問してしまうかも
しれません。けど一生懸命やりますので、
お力をお貸しください!」と
”正直できるかわかんないけど、努力はするから
出来なくてもがっかりせずに助けてね”
と保険を掛けておくのです。
しかし、なんでもかんでも保険をかけていては
今度は信頼を失ったり、
仕事を任せてもらえなくなるかもしれません。
自分が頑張れそう、頑張りたいと思うものだったら
「ぜひお任せください!」と
堂々としていましょう。
ゴールを決めて、何を頑張るかを明確にする

まずはゴールを明確にする。
ゴールを明確にするには、
数字で測れるゴールを設定します。
それはなぜか。
誰から見ても、ゴールを達成できたのか
出来ていないのかを
判断できるようにするためです。
例えば【成長する】という
目標を立てたとしましょう。
自分では、商談も結構できるようになったし、
こないだ先輩にも褒められたから
【成長する】というゴールは完走できた!
でも周りから見たらどうでしょうか?
ある人は成長したと思うかもしれませんし、
ある人はまだまだだと思うかもしれません。
見た人によって、
ゴールしているかしていないか変わってくるのです。
正しい評価を得るには、
そのゴールを数字で設定すること。
例
・商談を月に4回する
・そのうちの1つを必ず契約につなげる
周りと自分の、ゴールへの目線を合わせることが
正しい評価を得るためには最も必要なことです。
「自分は頑張ったつもりだったのに」
「あいつはもっとできるやつだと思っていたのに」
こうならないためにも
自分が何を頑張ればいいのか、
何に向かって走ればいいのかを明確にしましょう。
断る勇気をもつ

できないこと、無理なことは
きちんと断る。
できないやつだと思われたくない。
評価が落ちそう。
無理に引き受けて、大きなミスをしたり
納期までに間に合わなかったら
どうなるでしょうか?
自分の評価・評判が下がるのはもちろん、
顧客や周りの人にも迷惑が及ぶことになります。
でも、恐ろしい上司やライバル視している同僚から
頼まれたら、
その場で断るのはなかなか難しいですよね。
そんな時は
「一旦確認してみます。」とワンクッションを入れましょう。
そうすることで、冷静になり
仕事を請け負えるかどうかの判断をすることができます。
しかし、なんでもかんでも断っていては
出世や評価に響きますよね。
ずばり、上手に判断するコツは2つ。
・普段からできることできないことを
ブラッシュアップしておくこと
・正しいタスク管理をしておくこと
例えば、仕事終わりや寝る前に
今日のできたことできなかったことを
さらっとメモしたり
SNSにつぶやいてみてもいいかもしれません。
正しいタスク管理については
こちらの記事でまとめていますので
ぜひ参考にしてみてください。
期待値をコントロールするとどうなる

正しい評価で、仕事をしやすくなる
正しい評価を受けることで、
今まで「自分はダメなやつだ」と思っていた部分が
「今自分は〇〇ができていないんだ」に代わります。
できないことが明確になる、ということは
何を頑張って、何を周りに頼ればいいかがわかる
ということです。
今までの漠然とした劣等感から
逃れることができるでしょう。
新しいチャンスをつかむことができる
明らかにハードルが高い、
明らかに業務量過多になることが減り、
適正なレベル上げをすることができるでしょう。
思考回路が整理され、
新しく仕事を受ける余裕ができるように
なるかもしれません。
今まで見えなかった、逃してきた、
新しいチャンスをつかむためにも、
今あなたがやらなければならないことこそ
”期待値コントロール”なのです。
”できないやつ”のレッテルが怖くなくなる
今まで漠然と怖かった周りの目や評価も
期待値コントロールをすることで
怖くなくなります。
単純に周りの見る目も変わり始めるでしょうし、
自己分析をしたおかげで
自分が何に向かって、何を頑張ればいいのかが
分かった状態になっています。
仕事全体に、メリハリが生まれるのです。
まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。
今回は「期待値調整」について
まとめていきました。
がっかりされるのは誰でも怖いですし、
周りに「できないやつ」と思われているのではないか
と、不安になった経験は皆さんあると思います。
漠然とした不安はとても危険です。
理由がわからないから、対策もできない。
不安は大きくなるばかりです。
そんな経験のある方は、
ぜひこの期待値調整、
試してみてください。
ではまた次の記事で。
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