ADHDの浪費癖や衝動買いの改善方法6選

だらしなさ解消

ADHDの困りごととして
意外と知られていないもの。

それが「浪費癖・衝動買い」です。

私も実際、
全財産が20,000円を切ったことがありました。

お金の困りごとは誰にでもありますが、
それがADHDの特性によるものならば
改善の余地があります。

この記事を読めば
・浪費癖と衝動買いの原因
・浪費癖と衝動買いの対策
がわかります!

〇自己紹介
◀rukkochan
X(旧Twitter→るっこチャンネル/元鬱仕事術
大学で4年間、心理学を勉強。
人生初の営業職で、自身も鬱になる。
本を読むことだけは好きだったので、
病院に通いながら1か月に20冊の本を読み、
蓄えた知識を実践しながら生きています。

浪費癖と衝動買いの原因

・ADHDの特性「不注意性・衝動性」によるもの。
・ASDの特性「強いこだわり」によるもの。

ADHDー不注意性

ADHDの象徴ともいえる、不注意性

不注意性が高いと

・ケアレスミスが多い
・頻繁に忘れ物をする
・頻繁に物を無くす
・遅刻が多い

などの困りごとが発生します。

すると、

・遅刻しそうになるたびにタクシーを使う
・ストックがあることを忘れて、またさらに買ってしまう
・雨が降るたびに傘を買ってしまう
・すぐにイヤホンを無くすので、何回も買いなおしている

というように、
余計な出費に直結してしまうのです。

1回1回は些細なことかもしれませんが、
何度も繰り返すとかなりの金額になります。

ADHDー衝動性

こちらの衝動性も、ADHDの代表的な特性です。

衝動性が高いと、

・思ったことをすぐに口にしてしまう
・しゃべりすぎてしまう
・感情の起伏が激しい
・急に活発的に行動する

等の困りごとが発生します。

すると、

・「欲しい!」と思ったらその場で買ってしまう。
・限定品に弱い
・気分の上下とともに衝動買いをしてしまう。
・気前がいいふりをしてしまう

というように
余計な出費につながります。

また、不注意型と違い、
1回の出費がそれなりに大きな金額になるため、
困り度の高い事例も多いです。

ASDー強いこだわり

ASDの方には、
自分特有の世界観こだわりがあり、
興味関心にかなりの偏りがあったりします。

しかも、定型発達の人とは違い、
それを柔軟に曲げることが難しいのです。

すると、

・将来を見据えて今我慢、ができない。
・自分の世界感やこだわりが強すぎるあまり、
 借金をしてでも守ろうとしてしまう。

というように、
お金のトラブルに発展することもあります。

浪費癖と衝動買いの対策・直し方

週2でお弁当、水筒をもつ
3か月限定で家計簿をつける
・カードは使わない
・物はストックせずに使い切る/限定品に注意

週2でお弁当、水筒をもつ

毎日やる必要はありません。
週2日から始めてみましょう。

お弁当といっても、
皆さんが想像するような
3色そろってるお弁当とかではありません。

例えば私の場合だと

丸いタッパーを2つ用意して、
一つにはキャベツのざく切りを詰め込み、
もう一つには鶏むね肉とお豆腐を
ちょちょっとお醤油で味付けして
チンしただけのものが詰まっています。
(※お馬さんのごはんではありません)

物価も上がっている現代では、
お昼ご飯を買うだけでも

・お弁当500円
・お水130円
・コーヒー300円

1000円近くかかります。

これを毎日続けると、

週5勤務×4週間=20日間

お昼ご飯だけで月に20,000円近い出費に。。。。!

恐ろしい。

まずは週2だけでも
お弁当や水筒を持っていく癖をつけましょう。

すると出費がある日ない日ギャップを実感できることでしょう。

3か月限定で家計簿をつける

なぜ3か月限定か?

それは、私たちが3日坊主の達人だからです。

でも3か月というゴールがあれば
なんだかできそうな気がしませんか?

もちろん、3か月経ったらやめてもいいですし、
習慣付いたなら、続けてもいいです。

3か月経ってやめたとしても
大体の出費の内訳、出費の総額などは
把握できていることでしょう。

ちなみに私はもう1年半ほど家計簿をつけていますが、
こんな感じでズボラにつけています。

・とりあえずレシートはもらう。
・カバンの中に、
「とりあえずレシートいれ」
 スポットを作る
・毎日、もしくは3日に1回くらい、
 日ごとカレンダーなどに書き写す
・1か月に一回、
 ざっくりとしたジャンル分けと
 出費総額を書く
(例:食費、生活用品、お酒代、雑費など)
・ジャンルごとみて、
 先月より多くなっている項目に
 赤丸を付ける

ズボラさんは参考にしてみてください。

カードは使わない

お金の管理が苦手な人は、
カードを使うのは危険です。

なぜなら、自分のお金が減っているという感覚が
あまり感じられないからです。

気が付いたら支払い金額がすごいことになっていた!

ということもざらにあります。

特にADHDやASDの人は、
目に見えないものや
曖昧なものを認識したりイメージするのが
苦手な人が多いです。

だから、現金、つまりアナログに頼ってほしいのです。

時間管理でいっても、
デジタルより、アナログ時計の方が、

「これくらい時間がすぎた」
「あとこれくらいしか時間がない」

というのがパッと見て分かりやすいですよね。

お金も一緒です。

言ってしまえば、
お金が減るという焦りやストレスを、
きちんと自分に目で認識させる
ということです。

より詳しく、アナログを進める理由が書かれている記事があるので、
こちらもぜひご覧ください。
↓↓↓
ADHDこそアナログを使え! | るっこチャンネル

物はストックせずに使い切る/限定品に注意

物は使い切ってから買い足す
これを徹底的にまもってください。

ただでさえ、
ADHDの人はストックしたことさえ
忘れがち。

おうちにものも増えますし、
出費もかさみます。

衝動的に限定品に手をのばすこともやめましょう。

例えば限定品があったら
実用性があるかどうかを考えてみてください。

・可愛くてつかえない!
・今使っているものがあるけど、
 これも欲しい!

こういう場合には、
潔く買うのをあきらめましょう。

限定品が出ていて、ちょうどいま使っているものも
使い切りそうだ。

という場合や、

どうしても可愛くてほしいから、
こういう風にレイアウトして飾ろう

”具体的に想像できているとき”にだけ
買うようにしてください。

まとめ

いかがでしょうか。

自分に当てはまる部分はありましたか?

浪費癖や商号買いは、
意外と自分の意志だけでは直すことができません。

物理的な対策をとるか、
周りの人に助けてもらいながら、
少しずつ対策していきましょう。

記事に関するご意見・ご相談は
相談フォームより。

ではまた次の記事で。

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