突然ですが、営業職時代の私はこんな感じでした。
・誰よりも残業するのに、思うように結果につながらない
・親しくしたくて相手と距離を詰めようとすると
なんだかむしろ距離ができてしまう
・丁寧にやると時間がかかる
・速さを重視するとミスだらけ
・あんなことをしなければよかったと思う
見ていただけるとわかる通り、
私は空回りの達人でした。
これを読んでいる皆さんも、
”なんかうまくいかない人生”に
心をすり減らしているのではないでしょうか?
今回は元鬱&不器用クイーンの私が
「空回りする人の特徴と改善方法」を解説します!
〇自己紹介◀rukkochan
X(旧Twitter→るっこチャンネル/元鬱仕事術)
大学で4年間、心理学を勉強。
人生初の営業職で、自身も鬱になる。
本を読むことだけは好きだったので、
病院に通いながら1か月に20冊の本を読み、
蓄えた知識を実践しながら生きています。
空回りの定義

ここでは空回りの定義を
やる気はあるのに、結果が伴わないこと
とします。
空回りする人の特徴 3選
こだわりが強く、頭が固い
こだわりが強い人は、とある事柄に対し
たとえそれが間違っていたり、効率が悪くても
自分のやり方やルールに固執して、新しいやり方を見ようとしない傾向にあります。
そうすると、
仕事に時間がかかったり、ミスを防ぐことができなかったり
新しいルールや環境に順応できずに空回りしてしまいます。
結果として、
誰よりも残業をするのに、結果につながらない現象
が起こるのです。
私は特にこの傾向が強く、
「物事は端から順に片付ける」というこだわりのせいで
締め切りが近いタスクがあっても
他のものから手を付けてしまうので
締めきりに間に合わない、、、ということがありました。
こだわりやルールに囚われすぎてしまうと
本来の目的を失ったり、周りとかみ合わなくなるんですよね。
自己愛や承認欲求が高い
自分が相手のためにしている、と思い込んでいる行為が実は
・自分が褒められるため
・自分をいい人と思ってもらうため
・いいことをしたい
・人が見ていないと良いことをしても意味がない
と、回りまわって自分のためになってしまっていることがあります。
相手(ここでいう、上司・後輩・クライアント等)が
本当に求めている行為なのかが見えていないため
自分では一生懸命心を込めたつもりが
相手に届かない、ということが発生するのです。
また、こういった人は他責思考に陥りやすく
自分を見つめなおす機会を自ら逃してしまうこともあります。
するとさらに周りとの溝が深まり、本来の目的からは遠ざかり、
空回りに拍車がかかるのです。

几帳面すぎる
これは完璧主義なひとによくあてはまる特徴です。
物事の細かいところばかりを見て
全体像を見ることができず、
「タスクに優先順位をつけられない」
「本来の目的を見失う」といったことが起こります。
もちろん、丁寧なのはいいことですが
作業効率を考えられなくなるほど几帳面でいては
空回りするだけでなく
自分も、周囲の人間も疲弊させることになりますので、
加減が必要です。
空回りしないためには

自分と状況を客観視する
自分や状況を客観視することで、
的外れなことをしていたり、間違ったことをしていても
早い段階で気づくことができ、
軌道修正を図ることができます。
とはいえ、いきなり客観視しろと言われても難しいもの。
ということで、客観視する際に必要となる大切なポイントをご紹介します。
・まずは深呼吸して落ち着く。
※落ち着かないことには
客観視は不可能と言ってもいいでしょう。
・自分が今なにを、何のために行っているのかを確認し、
可能であれば紙に書き出して、可視化する。
・今自分がどのような感情を抱いているかを
正直に体に感じてみる。
例:怒られたくない、より難しい方法でやったらかっこいい、
めんどくさい、やってる意味を見出せない、、、等
・同僚や、信頼できる人に
自分が他人の目にどう映っているのかを
正直に話してもらう
この4つのポイントを意識してみてください。
物事の目的を正しく認識する
空回りする人の特徴をいくつかご紹介しましたが、
どの特徴にも当てはまるのが、
「正しい目的を見失うこと。」
なので、改めて正しい目的の認識を行い、
自分が進むべき道をきちんと見定めましょう。
・自分はなにをしたいのか、
または何を頼まれたのか?
・なんのためにその事柄をしたい、
または頼まれたのか?
この2点を軸に考え、
それに沿った正しい目標設定をしていきましょう。
適切な目標設定を行う
正しい目的を認識した後は、
それを達成するための適切な目標設定を行います。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、
例えば、家族の為においしいシチューをふるまいたいとき、
農業から始めても、おそらく結果はそんなに変わりません。
ただただコストと時間がかかるだけです。
大げさな例に聞こえますが、
意外とビジネスシーンではよくあること。
適切な目標設定のコツをいくつかご紹介します。
・自分の得手不得手を把握しておく。
・適切な目的のための、適切なゴールを設定する。
========================
例えば、あなたが広告業であるとします。
あなたの目的は、クライアントの集客を広告によって達成すること。
これに対する目標に、たまに「どこどこに〇〇円で広告を掲載する」と
設定する人がいますが、これは間違いです。
「クライアントの集客を広告によって達成すること」に対する
正しい目標の例は、「広告を掲載することで、〇%の集客を達成すること」。
広告を掲載することがゴールになってはダメ、ということです。
========================
・ゴールを設定したら、
そのゴールに到達するための細かな目標を設定します。
本当にざっくりと紹介しましたが、こんな感じです。
また別の記事で詳しく説明しようと思います。
まとめ
いかがでしょうか?
空回りしてるときって、頑張れば頑張るほど
自分も周りも嘘のようにすり減るんですよね。
いま辛くて苦しい人は、
とにかく客観視の部分だけでもやってみてください。
記事に関するご意見・ご相談は相談フォームより。
ではまた次の記事で。
コメント