【かなりわかりやすい】分析力を高めるためのポイント

ビジネススキル

「分析力を高める」と聞くと
なんだか難しそうに聞こえますよね。

分析力とはつまり、

物事を成り立たせている構成要素を分類して明らかにし、
真の問題点課題点を導き出すこと。

今回は、

・分析といわれてもピンとこない
・自分に必要なのかもわからない
・分析力の大切さがよくわからない

という方に向けて、
分析力の大切さや、
分析力を上げるためのポイントについて解説していきます!

参考書籍:大嶋祥誉 著 「マッキンゼーで叩き込まれた超速フレームワーク」

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〇自己紹介
◀rukkochan
X(旧Twitter→るっこチャンネル/元鬱仕事術
大学で4年間、心理学を勉強。
人生初の営業職で、自身も鬱になる。
本を読むことだけは好きだったので、
病院に通いながら1か月に20冊の本を読み、
蓄えた知識を実践しながら生きています。

分析をすることのメリット

まず分析力を高めることで得られるメリット
理解しておきましょう。

そうすることで、自分の仕事のどの部分に、
自分のどの困りごとに生かすことができるか、
具体的にイメージしながら学ぶことができます。

漏れやダブりなく物事を整理できる

物事を整理するときに、
抜け漏れはご法度です。

しかし、時にはある問題に対して
複雑な要素が絡まりまくっている場合もあります。

「そういえばあの要素もあった」
「こことここの要素、一緒じゃない?」

正しく問題を整理し、解決策を導くためには
フレームワークなどを使って
分析を徹底すること、が重要なのです。

意思決定が速くなる

分析力を高めると、
自然にフレームワーク思考になっていきます。

フレームワークとは、
「3C分析」「SWOT分析」など、
複雑な物事を分解し、
流れを把握し、比較し、理解するための
いわば物事の考え方です。

これを身に着けると
複雑な状況に置かれても、
迅速な判断ができるようになるため、
仕事のスピードも格段に上がります。

※フレームワークの具体例についてはまた別の記事で
ご紹介します。

説得力のある人になれる

物事を分析する力を身に着けると、
人を説得するのが上手になります。

なぜなら、物事の因果関係を適切に整理する癖がつくからです。

つまり、何事も論理的に考えられるようになるため、
人を納得させる力が付くのです。

問題解決には2つの種類がある

分析力を上げるためのポイントを学ぶ前に
大切なことを知っておかなければなりません。
それが、問題解決には2つの種類があるということ。

①「目の前のものをそのまま解決」
②「真の問題解決」

例えばあなたがワキガに悩んでいたとします。

①の解決方法は
「消臭グッズを使うこと」

②の解決方法は
「病院でワキガ治療をすること」

匂いが気になる→その匂いを消すというのは
表面的な解決方法にすぎません。

消臭グッズの効果が切れれば、
また匂いがしてくると思います。

匂いの元、原因を根本から治療するのが
ここでいう「真の問題解決」になります。

分析をする際のポイント

優先順位をつけること

これが最も大事なポイントになりますので
しっかり覚えておきましょう。

物事は4つの優先順に分けることができます。

①「緊急度高」×「重要度高」
②「緊急度高」×「重要度低」
③「緊急度低」×「重要度高」
④「緊急度低」×「重要度低」

これを図にするとこう。

こういった図を2軸のマトリクスといいます。

1番優先すべきは①ですが、
②③は状況や上司の方針によって
どちらを先にやるべきかが変わってきます。

事前に探りを入れておくか、
素直に質問するのがいいでしょう。

④は流れるタスクになる可能性もありますが、
ケース・バイ・ケースといったところでしょう。

2次情報ではなく、1次情報を集める

~1次情報とは~
自分で実際に体験をして得たり、集めたりした情報のことです。

~2次情報とは~
雑誌やテレビ、インターネットなどから得る情報のことを言います。
自分で体験して集めた情報ではない、ということです。

なぜ一次情報にこだわるのか…
2次情報は、第3者の意見思想フィルターを通っているからです。

分析力を上げるうえで大切なことは
ファクト情報、つまり「実際に合ったことや事実」の情報を使うということ。

いわば添加物の入っていない食材で料理つくるような感じです。

物事の因果関係を明確にすること

問題を解決するためには、
自分の立てた仮設を常に「本当にそうなのか?」と疑うことです。

それを突き詰めていけば
問題の本当の原因→結果つながりが浮き上がってきます。

さて、どうやったら「本当にそうなのか?」を突き詰めていけるかというと
2つの言葉を利用します。

・so what? だからなに?
・why so? なぜそうなの?

です。

分解されている要素ごとにこの質問をなげかけて、
答えがクリアになったら、
原因→結果が明確になった合図です。

魔法の数字「3」を意識

・根拠の数
・理由の数
・ポイントの数
などなど、、、

これらの数は、「3」を意識しましょう。
細分化するときも「3の倍数」になるように意識します。

なぜかというと、「3」という数字は
認知心理学的にも、哲学的にも、宗教的にも
重要な数字とされています。

「三人寄れば文殊の知恵」
「三つ子の魂百まで」
「三位一体」

ことわざでもたくさん使われています。

例えばポイントを話すとき、
4つだと多すぎるし、2つだと物足りない、、、

3という数字は多くもなく少なくもなく
ちょうどいい数字なのです。

一流の人から学ぶ

自己満で終わらないようにするには、
一流の人から学び真似てスキルを盗むことが大切です。

最初から自分で考えて、行動してみようとすると
温度感や時間配分、予算感などがわからず、
ちゃっちい提案や、
反対に突拍子もない提案をしてしまうことにもつながります。

まずは、先輩や上司が行ってきたプロセスを
取り入れ、正解のパターンを知っておきましょう

そして真似てみる。

そうして土台が固まってきたらやっと
自分なりのアレンジなどが効いてくるのです。

それを繰り返していくと
自分なりのアレンジごと、自分の型となり、
自分らしさとして定着していきます。

料理だって、ただスパイスをなめるよりも
料理という土台があり、アクセントとして
スパイスをかけるから
スパイスとしての良さが出てきますよね。

リサーチ業務の流れ

目的の確認

何事をはじめるにもまずは
目的の明確化が必要です。

例えば電話での新規営業をする際、
多く電話をかけることが目的なのか、
それともアポイントを取ることが目的なのかによって
電話のかけ方、話し方にも違いがでてくると思います。

これから自分がやることの方向性を整えるには
かならず目的の確認をしなければなりません。

アウトプットのイメージ作り

「ここでもうアウトプットのことを考えるの?」
と思った方もいるでしょう。

アウトプットのイメージ作りとは
・発表形式確認(ワードなのか?パワポなのか?など)
・発表相手確認(役員?顧客?先輩?)

などのことを指します。

この段階でアウトプットのイメージ作りをしておかないと

「パワポで発表しなきゃいけないのに、
リサーチ時に写真を撮っていなかった!」
「発表相手は上司かと思ったら、もっとえらい
役員相手だった!」

などとせっかくのリサーチ業務が
水の泡になる可能性があります。

この段階で一度、
どのようにアウトプットする予定なのかを確認して、
時間を無駄にしないようにしましょう。

仮説

リサーチをする前に、自分なりの仮説を立ててみましょう。

・とりあえず思いついたものを書き出してみる
・よさそうだと思ったものについては、上司や先輩に
 相談してみる

時間やコストを削減するためにも、
「誰かに仮説を相談する」ということはしたほうがいいです。

大外れの仮説を立てままリサーチ業務を始めると
まったく筋違いのリサーチをしてしまう可能性があります。

調査

この作業を細分化すると

・調査対象の決定
・調査項目の決定
・調査方法の決定
・調査計画の作成
・予備調査の実施
・本調査の実施

に分けることができると言います。

これを見てお気づきかもしれませんが、
なによりも「計画がすべて」であるということ。

タダがむしゃらにやれば
誉めてもらえる時代は終わったんですね。。。。

アウトプット

ここでやっと、分析作業に入ります。

調査をして集めた情報がどんな因果関係を持っているのか?
抜け漏れはないか?

最初のうちは紙に書き出してみるのがいいでしょう。

分析をする際に注意すべきこと

「用件は何か→何分かかるのか」で伝えること

分析力を高めるためには、ただ頭を使えばいいわけではありません。

人に相談したり、知恵を借りたり、
分析結果から分かったことを人に伝えたり、、、

そう、「分析力」とは「人に伝える力」とセットなのです。

人にものを伝えるときに大切な要素は色々ありますが、
ビジネス上でものを伝えるときに最も大切なことは
「わかりやすく端的に伝えること。」

そのために必要なポイントはこちら

・事実報告→状況判断→提案で伝える
・緊急のときは5W1Hや起承転結にこだわる必要はない

まず事実としての報告・結論から入ることだけでも
徹底してください。

筋の悪い仮説からは、筋の悪い解決策しか生まれない

ではどのように筋のいい仮説を生むのか?

それはとにかく物事を色々な視点から客観的に見て、
考えをめぐらすことをあきらめないことです。

経験学習モデルというものがあります。

①具体的経験:具体的な経験をして気づきを得る

②内省的省察:様々な視点から物事を振り返る

③抽象的概念化:フレームワーク化や、概念化をして、他でも使えるようにする

④積極的実践:実際に試してみる

中でも②の内省的省察、ここをあきらめずにすることが大切なのです。
「考える」という行為は、抽象的で終わりがなく、
頭の中が宇宙になった気分になります。

本当に頭を筋トレさせている気分になるんですよね。

だけどここが重要なのです。

ここをあきらめずに突き詰められるかどうかで
筋のいい仮説が立てられるかどうかも決まってくるのです。

まとめ

いかがでしょうか。

今回はフレームワークなどを使って実際に
分析行為を始めるまえに
知っておかなければならないこと、
意識すべきポイントをご紹介していきました。

追々、フレームワークについての
ご紹介記事も書いていこうと思っているので、
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ではまた次の記事で。

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