【早死のリスク?!】先のばし癖/原因と対策を紹介

だらしなさ解消

先のばしの先に待っている結果について
考えたことがあるでしょうか。

実はとっても怖いんです。

自分の先のばし癖に困っている人は
読み進めてみてください。

この記事を読めば、
・先のばしがもたらす怖い未来
・先のばしが起こる理由
・先のばし癖を直す方法
がわかります!

〇自己紹介
◀rukkochan
X(旧Twitter→るっこチャンネル/元鬱仕事術
大学で4年間、心理学を勉強。
人生初の営業職で、自身も鬱になる。
本を読むことだけは好きだったので、
病院に通いながら1か月に20冊の本を読み、
蓄えた知識を実践しながら生きています。

実は怖い先のばし癖

先のばし癖を、単にだらしなさの表れだと思っていると
痛い目を見ます。

放っておくと、心身に大きな影響を及ぼすこともあるのです。

早死リスク
・ストレスを増大させる
・自己嫌悪に陥る
・集中力を低下させる

先のばし癖とは、
もちろん単なる怠惰で起こるケースもありますが、

実は心理的・環境的な要因が影響している場合があります。

早死のリスク

心理学者のFuschia Sirois教授によると

先延ばしを続けると脳がストレスを感知し、コルチゾールという
抑制ホルモンを大量分泌させます。つねに先延ばしを続けると、
心臓への負担が高まり肝臓に脂肪をため込むなど、
死亡リスクを高めることがわかっています。”

(引用元:「すぐやる!」が習慣化する5つのアプローチ 脳を自在に操り、先延ばしをなくす

こんな本も出ていますね。

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感想(1件)

ストレスを増大させる

自分が先のばしをした時のことを思い出してください。

先のばしをした直後は、
今つらい思いをしなくてもいいという安堵を得ます。

しかしいずれやらなければならないタスクが
ずーッと頭の片隅に置いてあることで、
ちっとも解放されません

ずーっと小さなストレスに刺激され続けている状態
なってしまいます。

自己嫌悪に陥る

先のばしをしたとき、
多くの人は安堵感とともに罪悪感も同時に感じると思います。

「今日やればよかったのに…」
「なんでいつも後回しにしてしまうんだろう」
「自分は本当にだらしないな…」

これらの不の感情蓄積されると、

・自分はダメな奴だという自己嫌悪
・いつかはやらなければならない焦燥感

につながっていきます。

最悪の場合、
このままうつ症状を引き起こす場合もあるのだとか。

集中力を低下させる

何か他のことをしていても、
先のばしにしたタスクを
完全に忘れるわけじゃありません。

忘れよう忘れようとすると、
かえって頭をちらつくものです。

本来だったら、
目の前でやっていることに
一直線に集中できるものも、
先のばしにしたタスクのせいでできません。

もしかしたら、先のばし癖のない人からしたら

「自分のだらしなさでうつ症状になるなんて!」

なんて思うかもしれませんね。

いえいえ、先のばしには怠惰以外にも原因があるのです。

なぜ先のばし癖がつくのか?

ADHDによる注意散漫

ADHDの特性には注意散漫があります。

定型発達の人であれば、
情報刺激取捨選択をするものですが、
ADHDの人はそれを
すべて同じレベルで受け取ってしまうのです。

ノイズやにおいが気になったり、
楽しそうな物事に目が行ったり、

衝動性という特性もあいまって、
楽しそう!と思ったらすぐにそれに気持ちが向いてしまいます。

完璧主義すぎる

完璧主義は一見いいことのように聞こえますが、
完璧主義すぎると、
こんなことが起こります。

・失敗するのが恐ろしくて、
 手を付けられない

・真剣に取り組みたいから、
 たっぷり時間を取れるときにしか
 やりたくない

手抜きで終わらせることができないから、
 タスクを始めるハードルが高い

・完璧にできないくらいなら
 やらないほうがマシとおもってしまう。

「完璧にやらなくては」という
考えに縛られすぎて、
行動に移すことへのハードルが
かなり高くなっています。

決して忘れているわけではないので、
ストレスも蓄積していきます。

時間の見積もりが下手

これもADHDの特性のうちの一つです。

10分で終わると思っていたものが
30分もかかってしまって、
やろうと思っていたことができなかった。

また、ASDにありがちな過集中
時間管理が苦手な傾向にあります。

タスクをやる前にちょっとだけ勉強するか…
と思って気づいたら1時間経っていた、

なんてこともあります。

ADHD・ASDの時間管理についてもっと知りたい方は
こちらの記事をご覧ください。
↓↓↓
どうしても”ちょい遅刻”してしまう→直し方

タスク管理ができていない

タスク管理で大事なことは、
実は「優先順位付け」なのです。

書いてあるタスク一覧を
上から順にやってはいけません。

重たいタスクが、
締め切りギリギリまで
残ってしまう可能性があります。

先のばし癖を直す方法

環境を整える

まずは、自分が注意散漫にならない環境を作りましょう。

例えば

・スマホを誰かに預ける
・ノイズキャンセリンググッズを身に着ける
・カフェや図書館などにいって、
 誘惑から遠ざかる

自分がいつも、
なにに気を取られてしまうのか、
事前にしっておくとよいと思います。

出さないより、未完成のものを提出する方がマシ

完璧主義を直すのはなかなか難しいことです。

だから、このフレーズだけを覚えてください。

「出さないより、未完成のものを提出する方がマシ」

時には色々考えずに、淡々と物事を進めていくことが必要です。

5分だけ取り掛かってみる

これ、超超超おすすめです。

ドイツの心理学者、エミール・クレペリンが提唱する
「作業興奮」を利用した対策方法です。

やりたくないなあ、腰がおもいなあと
思っているタスクに関して、

「とりあえず5分だけやってみる」
を徹底してください。

そうすると5分後にはどうなっているか。
2つのパターンに分かれます。

①とりあえず行動できたことの達成感を感じる
②やる気が出てきて、5分だと物足りなくなりそのまま継続して作業を続ける。

これが、作業興奮です。

作業興奮とは、体を実際に動かしているうちに、
脳がやる気を出し始める、というものです。

とりあえず5分というハードルの低さもあって、
かなり挑戦しやすい対策法だと思います。

正しいタスク管理をおこなう

前述したとおり、
タスク管理は、
ただやりたいことを連ねるだけでは足りません。

優先順位締め切りと照らし合わせながら 
やるべきことを管理するものです。

正しいタスク管理については
こちらで詳しく解説していますので、
ざっと一通り読んでみて、
身に着けたいところを繰り返し読む、
という感じにすると、
効率よく学習できると思います。
↓↓↓↓↓
【タスク】元鬱が教える本気のタスク管理 | るっこチャンネル

まとめ

いかがでしょうか。

誰もが一度は、やったことのある先のばし。

ADHDやASDの特性のある人は、
特に先のばし癖で損したことも多いでしょう。

放っておくと、
うつ症状や早死にのリスクがあがる(!)なんて
意外だったのではないでしょうか。

悪化するまえに、
簡単なところから対策していきましょう。

まず最初に挑戦する対策としては
やはり「とりあえず5分だけやる」
おすすめです。

記事に関するご意見・ご相談は
相談フォームより。

ではまた次の記事で。

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