仕事をする上で
最も結果に影響してくるのは、
愛嬌でも学力の高さでもなく。。。
準備力です。
皆さんは事前準備、得意ですか?
仕事だけでなくプライベートでも
事前準備をしなければならない場面は多くありますね。
私は今まで、事前準備力は「0」でした。
なぜなら、
事前準備をしなくても本番を迎えることができる=臨機応変の天才肌だ
と勘違いしていたからです。
しかし会社で事前準備の天才に合ってから
私の考えと行動は変わりました。
今回はそんな、
ADHDグレーゾーンで鬱にまでなった私でもできた、
世界一簡単な準備力を上げる方法をご紹介します!
〇自己紹介◀rukkochan
X(旧Twitter→るっこチャンネル/元鬱仕事術)
大学で4年間、心理学を勉強。
人生初の営業職で、自身も鬱になる。
本を読むことだけは好きだったので、
病院に通いながら1か月に20冊の本を読み、
蓄えた知識を実践しながら生きています。
事前準備が下手な理由

まず、コツを知るより前に
自分の現状を理解しておきましょう。
大地を耕さないと、種を植えても
上手に成長しません。
ADHDの衝動性のせい
ADHDの特性の一つ、「衝動性」。
自分の動きたいときに動きたいために、
瞬時に意思決定をしてしまったり、
無計画に物事を進めてしまったりします。
後回し癖があって、時間が足りない
後回し癖がある人は、
重いタスクであればあるほど
遠ざけてしまう傾向にあるので、
いざ、本当に準備しなければならないと気づいた時には
全然時間が足りずに、最小限の準備しかできないのです。
準備の大切さを理解していない
準備が結果にどれだけの影響をもたらすかを理解していないと、
軽いタスクであればあるほど
「これくらいのことで準備だなんて、、、」
「まあ、今までの経験や頭の中の知識だけで行けるっしょ!」
「その場でなんとかなるなる」
と、的外れな楽観視をしてしまいます。
時間の見積もりが下手

これもADHD・ASDさんにありがちなこと。
とある物事にどれだけの時間がかかるのか、
見積もるのが苦手な人が多いのです。
ADHDやASDの人に
遅刻癖や後回し癖を持つ人が多いのも、
これが理由の1つになっています。
「大体〇〇時に手を付ければ大丈夫かなー」
と思っていたら、
思ったより時間がかかることに気が付き、
最後まで事前準備ができない!となってしまうのです。
事前準備をしない=臨機応変に対応できると勘違いしている
これは以前の私のこと。
事前準備をしなくても本番を迎えることができる=臨機応変の天才肌だ
と勘違いしていました。
事前準備をしないことは、
なにもかっこよくありません。
ただ、放棄しているだけです。
しかも私は全然天才でもないので、
事前準備をしなかった日の本番は
案の定グダグダ。
予期していない状況にあたふた。
思ったより時間もコストもかかる。
予測していない質問に狼狽し、
挙句の果てには上司に大目玉をくらう。
はあ、、、、
準備力を高めるための7つのポイント

まずは準備の大切さを理解する
まずはなぜ事前準備が大切なのか、
理解するところから始めましょう。
すでに分かってるよという方も、
日常的に意識できるように一読しておいてください。
・事前準備をしないと
場当たりてきな仕事になる。
・事前準備をしないと
あとからあれこれ足りないことに気がついて、
2度手間3度手間になる
・事前準備をしないと相手の時間を奪ってしまう
・事前準備は
最短の時間で効率的に仕事を行うことができる
・事前準備をしないと、本番で恥をかく
理解できましたか?
目的をはっきりさせる
仕事の目的、
つまりゴールををはっきりさせましょう。
例えば、、
・新しいシステムについて説明することがゴールなのか?
・新しいシステムについて理解してもらい、利用促進をするのが目的なのか?
上の2つは似て非なるもの。
最終的なゴールはどこなのかを明確にし、
チームで仕事を行っている場合には、
チーム全員が同じ認識をできるところまで、
目的を明確化させましょう。
それほど目的は大切なのです。
だって、ゴールがないと、
どこに向かって走ればいいのか
分かりませんからね。
全体の流れをイメージ→紙に書き出す
ゴールがわかったら、
一度全部の流れをイメージして書き出してみましょう。
ここで大切なことは、流れを網羅することです。
起こりうるイレギュラーもあったら
ここでできるだけ書き出しておきます。
あとで、実例も載せるので
このまま読み進めてください。
事前にリハーサルしてみる

リハーサルをしているかしていないかで
大きく結果も変わります。
行うときには、できるだけ
本番に近い環境で行ってください。
発表やプレゼンの事前準備をしているのなら、
・誰かに見てもらいながら
・台本は持ち込めるかどうか
・本番とおなじ衣装で
・時間を測りながら
すると、今まで見えてこなかった問題点や
自分が苦手なところ、
流れがおかしいところなどが洗い出されます。
できるなら、誰かにフィードバックをもらった方がいいです。
そして修正したものを
またリハーサルする。
この作業を本番までに繰り返せるかどうかで、
本番の質もグッと変わってきます。
不測の事態を想像してみる
実践してみてイメージが鮮明になったところで、
今まで考えつかなかった
「こんなこともあるかもしれない」
をできる限り洗い出しましょう。
そしてそれに対する策も
事前に考えておくのです。
これをやると、本番での
心理的な負担もグッと下がります。
”こんなこともあろうかと名人”になりましょう。
最初の一歩のハードルを下げる
これは後回し癖がある人に
意識してほしいコツです。
事前準備をする!となったときに、
タスクの組み立て方を誤ると
最初の一歩が後回しになって
時間が足りなくなる→結局薄い事前準備になる
という流れになってしまいます。
「最初の一歩は超簡単なものに設定する」
これを鉄則にしてください。
大体人は、最初の一歩さえ踏み出してしまえば、
あとは流れに乗れるものです。
その最初の一歩のハードルを上げてしまっては
ゴールも遠のいてしまいます。
大切なのは、行動の細分化。
動作レベルまで細分化することを心がけましょう。
【例】
すばやい行動を意識する
→毎朝見るパソコン画面に素早い行動と書いた紙を張り付ける。
→一週間の最後に、素早い行動ができたか、自分で自分をフィードバックする
詳しくはこちらの記事に。
タスク管理に悩んでいる人は、
とりあえず読んでおいた方がいいです。
↓↓↓
軽い業務でも事前準備をする
ちょっとした上司への報告、
ちょっとした先輩への相談、、、
こういった軽い業務でもできる限りの
事前準備をしておくことをお勧めします。
理由は3つ。
・事前準備のし過ぎで困ることはないから。
・事前準備の練習と癖付けになるから。
・上司や先輩に良い印象を与えられるから。
実例

では私なりの実践例をご紹介します。
明日、新しい他の部署の人に
新しいシステムについて説明しに行かなければならない。
・必要な資料を用意する。
・全体の流れを考える。
・話の構成を考える。
・話の構成にそって、パワーポイントなどで
視覚的な資料を作成
・発表の台本を考える
・時間内に話しきれるかどうか、
実際に話してみる
・聞き手が疑問に思いそうな点や、
質問されそうなところを考える。
・その答えを用意。
・リハーサル
・先輩からフィードバックをもらう
・リハーサル(以下繰り返し)
自分の抱えている業務と、
私の実践例を重ねながら試してみてください。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
私のお恥ずかしい過去から
学んだことまでをご紹介しました。
事前準備は仕事でもプライベートでも、
何かを行うときには最も大切なものです。
そう、例えるなら遠足のしおり。
遠足だって、あれが無ければ荷物も行く場所もわかりませんからね。
それぞれ大切な仕事には、
その都度しおりを添える気持ちで
頑張りましょう!
記事に関するご意見・ご相談は相談フォームより。
ではまた次の記事で。
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