この記事は、報連相について
こんな風に怒られたことがある人向けです。
「状況見て?」
「後でにして」
「結局何が言いたいの?」
”報連相をする”というハードルは越えられるけど、
何か苦手が意識がある、という方もいるでしょう。
この記事を読めば
・報連相がうまくなるコツ
・報連相をする上で大切なこと
がわかります!
報連相がうまくなるコツ【6選】
・適切なタイミングで行う
・結論から述べる(PREP法)
・事実と意見を分ける
・数字で述べる
・丸投げにしない
・話初めに所要時間を伝える

適切なタイミングで行う
報連相の内容によって、
行うべき適切なタイミングがあります。
(例)
・悪い報告(ミス・成績)→なるべく早く
・長期的な課題→各中間地点ごとや
大きな変化があったタイミング
悪い報告ほど早く報告してください。
ミスに気が付いた時点で、間に合わないと思った時点で
即報連相が鉄則です。
結論から述べる(PREP法)
PREP法とは、
物事をわかりやすく、効率的に伝える方法です。
報連相をする際はこのPREP法が、特に大事になってきます。
詳しい内容がこちら。
P(Point) :結論
R(Reason) :理由
E(Example) :具体例
P(Point) :再度結論で締める
PREP法を使わずに報告するダメな例がこちら。
部長:あの新マスコットキャラクターを
決める件、どうなった?
自分:ああ、えっとあれなんですけど
みんなで多数決をとったんですよ。
どっちの方がいいかって。
それで、うちの顧客って
ファミリー層が多いじゃないです
か。
だから、まあ子どもの人気を
集めるべきかなってなって、
事前の街中アンケートを
取りましたよね?
その結果的にもB案の方が
子どもに人気があったじゃないです
か。
全体的な数はA案の方が
多かったんですけど。
でもまあファミリー層との
親和性みたいなものを
大切にしたいから、
B案にしようかってなりました。
部長:、、、そうか。
(B案に決まったのかな?
理由はなんだったっけ。)
これをPREP法に当てはめると、、
P(Point) :部長、お疲れ様です。
弊社の新マスコット
キャラクターの件について
結論がまとまりましたので
ご報告します。
A案とB案のうち、
B案を採用することに
なりました。
R(Reason) :理由は、B案の方が弊社の
顧客の大半を占める
ファミリー層と親和性が
高いからです。
E(Example):事前の街中アンケートで
は、
全体的な人気はA案の方が
高いものの、
子どもからの人気は
圧倒的にB案の方が
高いです。
丸くて分かり易い配色が、
子どもからの人気を集めた
要因のようです。
P(Point) :よって、今回の新マスコット
キャラクターは
B案に決定いたしました。
この報告を聞いているときの部長の考えを
想像でここに入れてみましょう。
P(Point) :部長、お疲れ様です。
弊社の新マスコット
キャラクターの件について
結論がまとまりましたので
ご報告します。
(ふむ、報告だから
5分くらいで終わるかな)
A案とB案のうち、
B案を採用することに
なりました。
(そうなのか、なぜだろう?)
R(Reason):理由は、B案の方が弊社の
顧客の大半を占める
ファミリー層と親和性が
高いからです。
(たしかにうちは
ファミリー層が多い。
でもB案がファミリー層に
受けてると思ったのは
なぜなのだろう?)
E(Example):事前の街中アンケートでは、
全体的な人気はA案の方が
高いものの、
子どもからの人気は
圧倒的にB案の方が
高いです。
丸くて分かり易い配色が、
子どもからの人気を集めた
要因のようです。
(きちんと数字で出てるんだ
な。それなら納得だ。)
P(Point) :よって、今回の新マスコット
キャラクターは
B案に決定いたしました。
(よし、ではメンバーに指示を
出すことにしよう)
どうでしょうか。
PREP法を使った方が、頭を使わずに話の内容や流れをつかむことができます。
事実と意見を分ける

報連相の際に大事なことは「事実」
~だと思う。
あの感じだと~
これはすべて、あなたが感じた「意見」です。
もちろん、あなたの意見も大事な要素の一つ。
でも意見は”尋ねられてから”述べましょう。
ここでもダメな例を一つ。
(ダメな例)
部長→今日の商談、どうだった?
自分→先方がなんだか難しい顔を
していて、
契約はできないかもしれない
です。。。
部長→なぜ難しい顔をしていたんだ?
自分→たぶん、金額が高かったんじゃない
かな、と思います。
うちの商品内容には問題ないと思う
んですけど
部長→君の意見を聞いているのではないん
だ。実際はどうだったんだ?
これを「事実と意見」を意識して、
直してみましょう。
(いい例)
部長→今日の商談、どうだった?
自分→契約には至りませんでした。
先方は、金額面で他社と比較をした
いとおっしゃっています。
部長→そうか、君はどう思う?
自分→私は先方の目標達成のために、
きちんと効果が出るこのプランでア
プローチしたいと思っています。
金額を下げることを検討するより
も、このプランの良さを体験してい
ただきたいのですが、、、
部長→なるほどな。じゃあお試し期間を設
けてみてもいいかもしれないな。
君はそのように先方と連絡をとって
くれ。
自分→承知いたしました!ありがとうご
います。
もちろんこううまくいかないこともありますが、
「事実を意識」「意見は尋ねられてから」を
意識しましょう。
数字で述べる

報連相は、数字とセットにします。
メリットは2つ。
・信ぴょう性担保
・イメージを鮮明にする
明確な数字でなくてもいいです。
パーセンテージ、〇分の〇くらい、○○が何個分くらい
こんな感じでも大丈夫です。
(悪い例)
部長→今月の売り上げの進捗はどうだ?
自分→売り上げは達成しました!
(いい例)
部長→今月の売り上げはどうだ?
自分→〇〇〇円で、〇%上乗せで達成しました!
こっちの方が、”できるやつ”っぽくないですか?
丸投げにしない

これは特に相談のときに当てはまりますが、
決して考えることを相手に丸投げにしてはいけません。
どういうことか?↓
(悪い例)
〇〇さん、ここがわからないんですけど、、、、
これでは、「だからなに?自分で一回でも調べた?」
などどいわれてしまいます。
(いい例)
〇〇さん、ここのやり方について聞いてもいいですか?
現状ここまではできてて、ここからが調べてもわからなくて
教えていただきたいです。
こんな感じになります。
話初めに所要時間を伝える

これは単純ですが、かなり大切なことです。
出来れば所要時間だけでなく、
今から話す内容が、報連相のどれなのかを先に伝えましょう。
(例)
〇〇さん、〇〇の件で報告/相談したいのですが、
今5分だけ大丈夫ですか?
時間を伝えて、どれくらいかかりそうかをイメージさせ、
報連相のどれなのかを伝えることで、
相手の心構えをさせます。
聞けばいいだけか?意見をいう類のものか?
これだけで、双方のストレスが削減され、
効率的な報連相になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
上司とは驚くほど忙しいもので、
自分の抱えている仕事、自分の上司からの頼まれごと、
さらに部下の教育が加わってきます。
怒るのも、怒られるのもエネルギーがいりますから、
なるべくない方がいいですよね。
今回は6選、コツを紹介いたしましたので、
初めから全部を試してみるのではなく、
1つずつでもいいから「実践」を意識してみてください。
ぜひ”報連相のプロ”を目指していきましょう。
ではまた次の記事で。
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