【基礎固め】場面別!挨拶の正しいやり方

コミュニケーション術

以前こちらの記事で
挨拶の意味や歴史、
挨拶で人たらしになるコツを紹介しました。
挨拶だけで”あの人いいな”を作る方法

しかしやはり何事も基礎が大事。

ということで今回は、
ビジネスシーンでの色々な場面で使える、
正しい挨拶の基本をご紹介します!

「挨拶なんて普段からしてるよー」

と思った方。

本当に”正しい”挨拶、できてますか?

挨拶は礼儀の第一関門。

挨拶だけで「品がいい、育ちのいい」自分を作っちゃいましょう!

挨拶の5つの基本

自分から行う

どれだけ自分の方が立場が上でも、
必ず自分からすることです。

特にビジネスシーンでは、
相手の役職や年齢が分からないことも
多々あります。

挨拶は自分からすることを
徹底してください。

そうすることで
良い印象を与えることができるほか、

皆が声を出しやすい環境づくリにもつながり、
結果的に職場の雰囲気が明るくなることでしょう。

ハキハキと行う

声や姿勢、表情、発音、
全てハキハキと行いましょう。

挨拶は一人でするものではなく、
相手に届けるもの。

モゴモゴと口の中で
聞こえるか聞こえないかくらいの声で
言っていては、「挨拶した」とは言えません。

また、若者にありがちな
「あざーす」などの崩し方も
できればない方がいいです。

相手の目を見て行う

うつむきがちに挨拶をすると、
挨拶をされた側も

「え?今の挨拶、私に向けてだったのかな?」

戸惑う要因になります。

もちろん、不特定多数の人に
挨拶する場面もあるかと思いますが、
必ず相手のほうに体も心も向ける意識をしましょう。

TPOに合わせる

謝らなければならない場面で、
ハキハキ、ニコニコしていては
なんだかおかしいし、
相手の神経を逆なでするかもしれません。

挨拶をするにしても、
それがお礼なのか、謝罪なのか、
大きな声でしてもいい場所か、そうでないか、

”場に合った挨拶をする”ということを
心がけましょう。

毎回・毎日細やかに行う

慣れというのは怖いもので。

最初はできていた挨拶も、
なんとなく気恥ずかしくさせます。

「今さら挨拶なんて、、、」

この気持ちを乗り越えて、
毎日、毎回欠かさない心持ちでいましょう。

ビジネスシーンでの基本的な挨拶

▶出社したとき、オフィスに入るとき
「おはようございます!」

▶人とすれ違う時
「お疲れ様です!」
(注意)「ご苦労様です」は目下の人に使う言葉なので、
    社内ではあまり使用しなくていいでしょう。

▶隣の席の人に
「本日もよろしくお願いいたします。」

▶上司に話しかけるとき
「今お時間よろしいでしょうか?」

▶上司や先輩に御礼をいうとき
「ありがとうございます。」

▶出張や外出をするとき
「行ってまいります。」

▶出張や外出から戻ってきたとき
「ただいま戻りました。」

▶なにかミスをしたり、
 失礼なことをしてしまったとき

「申し訳ございません。」

▶指示を受けたとき
「承知いたしました。」

▶お客様をお迎えするとき
「いつもお世話になっております。」

▶退社するとき
「お先に失礼いたします。」

などなど。
皆さん、きちんと毎日言えていますか??

魅力的なお辞儀の仕方

まず最初にNG事項を知っておきましょう。

・何度も何度も頭を下げる
・腰から折り曲げずに、首だけ下げる
・お辞儀をした状態で、視線だけ相手に向ける
・和室では立ってお辞儀しない

これらは失礼に値する行動になりますので、
しないように注意しましょう。

魅力的なお辞儀のポイント

・足を逆八の字のようにそろえて、
 背筋を伸ばす

・両手は、ズボンやスカートの縫い目に添わせる

・男子は太ももの正面で両手をそろえ、
 女性は正面で両手を軽く重ねるようにする

・腰から上体を折り曲げるようにしてお辞儀する

・2秒から3秒ほどで体を起こして、相手の目を見る

お辞儀の角度の種類と意味

15度→日常の挨拶。「会釈」
   人とすれ違う時
   「少々お待ちください。」「かしこまりました」
   といった場面で使用される

30度→最もスタンダード。「敬礼」
   お客様や目上の人に向けた挨拶の時
   「よろしくお願いいたします。」のフレーズの際などに
   使用される

45度→最も深いお辞儀「最敬礼」。
   感謝や謝罪など、深い気持ちを伝えるとき、
   フォーマルな場面などで使用される。

挨拶+αの動作

握手

握手はもともと、
相手に「武器を持っていない=敵意がない」ということを
示すためのものだったのだとか。

今では挨拶に+αで行われることが多く、
スキンシップの一貫ともなっています。

握手のマナーはこちら↓

・右手で行う
・強すぎず弱すぎない力で握る
・立った状態で行う
・手袋やサングラスなどは外して行う
・握手をする前後に手をごしごしと拭かない
・握手をしながらお辞儀をしない
・目下の人から求めない

抱擁

抱擁は、体の距離もぐんと近くなり、
一気に親密さが表現されます。

だからこそ、適切なタイミングで行うことが重要になります。

基本的には初対面の人にやるよりかは、
ある程度関係性ができている間柄で行われます。

例えば…

・再会や別れの場面
・相手を慰める場面

しかし、文化によっては
初対面同士でもフランクに行われる場合があるので、
事前に理解しておくことが必要です。

抱擁する側も、
相手のプライベートゾーンを正しく意識し、
一方通行にならないように注意しましょう。

まとめ

さて、今回は挨拶について
より詳しく解説していきました。

ある時には正しい挨拶の仕方も
場面や相手の文化によっては
間違った挨拶に変身することもあります。

時には

「熱血的な挨拶で社長に認められた!」
「ぐいぐい挨拶しまくったら、相手が心を開いてくれた!」

というエピソードを耳にすることもあるでしょう。

しかしそれは、応用編にすぎません。
つまりは基礎が大切ということです。

極端なエピソードを真に受けて
一方的な挨拶をしたり、
逆に挨拶をしなかったりしていると
大きなリスクとなって自分に返ってくることもあります。

”まずは基礎”。

これを肝に銘じて
何度も記事を読み返してみてください。

きっとあなたの日常が
少しだけ生きやすくなるはずです。

記事に関するご意見やご相談は
相談フォームより。

ではまた次の記事で。

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