自分が話すと場が白ける?!失言が多い人の原因と直し方

コミュニケーション術

さっきまで皆あんなに楽しそうにしていたのに
私が話したとたんに白けるのは何で…?

なんだかいつも
上手く会話の輪に入っていけない…

それ、もしかしたら
ADHDやASDの特性が関係しているかもしれません。

〇自己紹介
◀rukkochan
X(旧Twitter→るっこチャンネル/元鬱仕事術
大学で4年間、心理学を勉強。
人生初の営業職で、自身も鬱になる。
本を読むことだけは好きだったので、
病院に通いながら1か月に20冊の本を読み、
蓄えた知識を実践しながら生きています。

失言が多い人の原因

・ADHD→衝動性
・ASD →自分の世界観があり、
     曲げることができない

ADHD→衝動性

「言ってはいけないことをかんがえもなしに言ってしまった」

「後から考えるとひどい言葉を言ってしまった」

定型発達の人でも、
もちろん経験したことがあると思いますが、
ADHDの人は常にこのような場面に遭遇しています。

それは、ADHDの衝動性によるもの。

定型発達の人だったら、
発言する前に

「これ言ったらまずいな」
「この状況でこの話題はない」
「今は聞き役に徹するべきだ」

などとワンクッション置くことができますが、
ADHDの特性があると、それができません

なので、

・都合の悪いときに、
 ついとっさに嘘をついてしまう
・後から辻褄が合わなくなって、
 気まずい思いをする

・テンションが上がっているときや、
 興奮しているときに
 思ったまま発言してしまう

ということにつながるのです。

ASD→自分の世界観があり、曲げることができない

友人「髪切ったの、どうかな?」

あなた「(前の方がよかったな)変だね

友人「ひどい…」

あなた「(変だと思ったから、変だって言ったのに、
    何がダメなの?嘘をつけばよかったってこと?)」

これは、本人が性格が悪いから出た発言でなく、
ASDの特性である、
「自分の世界観があり、それを容易にまげることはできない」
が関係しています。

この場合、本人に悪気はなく
正直に思ったことを言っているだけなのです。

また、論理的に考えすぎてしまう場合もあるため、
合理性や効率性などを重視しすぎて、
「人がどう思うか?」という部分が抜け落ちてしまいます。

人と自分の境界線があいまいなため、
人の立場にたって物ごとを考えることが難しく、

自分が正しいと思ったことは
相手も正しいと思うはず
、と考えてしまいます。

自分が納得できなければ、
なかなか肯定できないのです。

失言をしないようにする方法・対策

聞き役に徹する

輪の中心になろうとせず、
慣れないうちは聞き役に徹しましょう。

意見を求められたら、
落ち着いて発言しましょう。

聞き役は、以外にも
コミュニティの中では重宝されます。

なぜなら皆、自分が中心になりたいですからね(笑)

興奮していると感じたら、一度その場を離れてみる

カッとなったり、友達と騒いでウキウキしているときは
クールダウンの時間を取り入れましょう。

興奮状態にいると、衝動性も増し、
より失言が多くなるタイミングになります。

「ちょっとお手洗い行ってくるね」

などといって、一度その場から離れましょう。

つい失言をしてしまったら、気づいた段階で素直に謝る

人間ですから、対策してても
失敗してしまうことはあります。

その場合には、決して
失言したことをごまかすのではなく

「ごめん、今の失言だったね」

と気づいた時点で即謝りましょう。

時間が経てばたつほど、
謝りにくくなり、相手も不快な気分の時間が延びます。

発言をするまえに考える癖をつける

発言をする前に

「これを言ったら相手はどんな気持ちになるだろうか?」

と考える癖を付けましょう。

焦って発言する必要はありません。

「うーん…」
「エーッとね…」

などと言っておけば案外大丈夫なものです。

周りへ協力を求めて、効果2倍?

とはいっても
ADHD・ASDなどの特性は
一人で解決することは難しいことであることを
当事者の皆さんが理解しなければなりません。

自分も相手も不快になる場面を
減らすためには、
周りに協力を求めるのも、
かなり効果的な手段だと言えるでしょう。

例えばこんな感じ

・自分の世界観があって、
 柔軟に対応することが難しいことを
 事前に話しておく

・衝動的に発言してしまうことがあるが、
 傷つけるつもりや悪気があるわけじゃないことを
 説明する

・失言したときは、どこがどうダメだったのか、
 わかりやすく教えてほしいとお願いする

・衝動的になることがあるため、
 興奮したり、テンションが上がったりすると
 一度場を離れさせてもらうことがあることを
 事前に言っておく

だれにもかれにもいう必要はありません。
信用できる人には、協力を仰ぐといいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自分は傷つけようと思ってもいないのに、
相手も自分も気まずい思いをするのはつらいですよね。

自分の特性であることを理解すると
対策も練りやすいです。

記事に関するご意見・ご相談は
相談フォームより。

ではまた次の記事で。

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